
1学年 第1回医療専攻講演会を行いました✏️
12月5日(木)、来年度の医療専攻を選択する1年生に向けて、第1回医療専攻講演会が開催されました。本校における医療専攻は平成27年度入学生から始まりました。受講した卒業生は200名を超え、多くが医療系大学、短大、専門学校に進学しています。
今回の講演は、新潟青陵大学 准教授で看護師育成にも携わる小林正子 様を講師としてお迎えし、「医療従事者になるための心構え」というテーマでお話いただきました。
参加生徒は、初めに「医療従事者になるための心構え」について個々に考え、その後、近くの人と意見を共有し発表しました。「コミュニケーション能力」「思いやり」「責任」「知識」「寄り添う気持ち」「周りを見ながら行動する力」などの意見が出されました。
講演の中で「医療従事者」と呼ばれる職種にはどのようなものがあるかの説明もありました。看護職には「保健師」「助産師」「看護師」「准看護師」があり、日本では約168万人が活躍しているそうです。今後ますます需要が高まるでしょう。また、理学療法士や臨床心理士など、他にも多様な職種がありますが、これらは「日本看護協会」などの専門サイトで動画等により学ぶことができます。
さらに、これからの医療には、他職種との連携が重要であり、医療従事者に必要な資質として次の4点を挙げておられました。
1.人の命を預かる仕事という自覚と責任(倫理的感応力)
2.人に関心を持ち、相手の立場で考えられる力(聴く力、伝える力)
3.広く深く学び続ける姿勢(専門的自律能力)
4.自分自身の健康管理(他者と自分を大切にする)
生徒たちはメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。
質疑応答では、生徒から2つの質問が出ました。
Q1: 医療従事者として仕事をする上で一番大切にしていることは?
A1: 的確な判断と心。
Q2: 未来の医療従事者になるにあたって必要な力は?
A2: きちんと伝えられる力。
今回の講演会を通じて、生徒たちは医療従事者を目指そうという決意を新たにし「相手の状況を詳しく知るためにコミュニケーション能力が必要である」ことをしっかりと理解することができたようです。
来年度、2年生から本格的に始まる医療専攻の学びに先がけ、今年度は次回1月の講演会、がん教育、3月の2年生医療専攻発表会聴講があります。ひとつひとつ大切にしていきましょう。


